知能を持ったコグニティブ監視カメラが実現する多彩な監視ソリューション

AIと高速・長距離無線通信、高度圧縮技術を活用

IoTやAI、そして小型カメラモジュールを用いたモニタリングは、人、災害、環境の異常をいち早く察知する監視システムをはじめ、屋外照明の自動調光IoTシステム、介護施設における見守りシステムなど、さまざまな場面での応用が期待される分野です。
当社は、AIを実装したコグニティブ監視カメラ(マキビシカメラ)ソリューションを提供しています。その特徴の1つは、米国General Vision社が開発した「ニューロモフィックAIチップ」の搭載により、非常に多くの画像やパターンを自ら学習、認識し、平時と異なる事象が発生した場合にのみ撮影を行い、それを管理者やクラウドに送信したり、トリガーとして何らかのシステムを発動させたりすることを可能とする点です。さらに、画像認識やパターン認識の学習をはじめとした一連の処理は、人手を介することなく自動的に行われます。
また、高度圧縮技術「MX Codec」の実装により、画像データの送信に際して通信量を抑制することが可能であるため、通信コストの削減とクラウド上での処理負荷の軽減を実現しています。通信方式には、消費電力を抑えながら遠距離通信を実現する無線ネットワーク「LoRa Private」を採用しているほか、通信プロトコルを工夫することで、一度に送信可能なデータ量も従来の100倍にまで拡大させているので、スムーズな画像転送を可能としています。これらの特徴により、監視カメラソリューションの導入と運用にかかるトータルコストを削減します。

 

さまざまな領域での活用に期待

AIを実装したコグニティブカメラソリューションは、さまざまな分野で活用することが可能です。その一例を紹介しましょう。

 

①屋外スポーツ施設向けLED照明設備の自動調光IoTシステム

テニスコートやゴルフコースなど、屋外スポーツ施設における照明設備の運用を自動化します。具体的には、AIを実装したコグニティブカメラが周囲の明るさを検知するとともに、LoRa Privateを用いて遠隔地にあるバックエンドシステムとやり取りを行い、照明設備の調光を制御します。これにより、消費電力の削減が可能となるほか、有線ネットワークの配線が不要であるため、施設の設営、撤収時の作業を大幅に軽減します。

②防犯/事故防止/防災システム

コグニティブカメラソリューションは、防犯や防災のための監視システムとしても有効です。ニューロモフィックAIチップを搭載したコグニティブカメラは、ディープラーニングによる顔認証や関係者認識を行うことで、部外者の侵入などの検知を実現します。また、公共の場において不審な動きをする人物の検知や、自動車事故などの発生を検知して状況を撮影したり、アラートを送信させたりすることも可能です。このほか、夜間時などにおいて、歩行する人の存在を検知した場合にのみ点灯する街路灯システムなどへの応用も期待されています。

③介護施設における見守りシステム

介護施設に設置すれば、利用者の「急に倒れる」「しゃがみ込む」「ベッドから転倒する」といった非日常的なイベントをカメラとAI が検知。その状況を圧縮された画像としてLoRa Privateで接続されたゲートウェイに伝送、瞬時に管理者やクラウド上のシステムに転送することで、不測の事態が発生した場合にも、よりすばやい初期対応が可能となります。また、これまで人手に頼っていた利用者の見守りが自動化されることで、介護施設職員の負担も大幅に軽減されるようになります。

この記事に関して