3つのヘルスモニタリングシステム
センシングネットワークが実現する「エネルギー」「ヒト」「構造物」の健康管理

最先端のIoTを駆使した3つのヘルスモニタリング事業を展開

IoTセンサーやコグニティブ監視カメラなどで構成されたセンシングネットワークを世界中のあらゆる場所に展開し、人やモノをモニタリングしたり、収集したデータを分析したりすることで、さまざまなメリットがもたらされるようになります。当社は、以下の3つの重要分野にフォーカスしたヘルスモニタリング事業を展開しています。

SHMセンサーのデモ

①EHM(エネルギーヘルスモニタリング)事業

長年、エネルギーマネジメント事業者として培ってきたノウハウと経験を活かすと共に、IoTやAI、センサー、およびLoRa Privateによる高速・長距離通信ネットワークを活用したEHM(エネルギーヘルスモニタリング)ソリューションを提供しています。
空調や照明機器などに温度や湿度、人感、照度を測定するセンサーを組み込むとともに、バックエンドのエネルギー管理システムと無線ネットワークを通じて連携。センサーが取得した情報に基づきエネルギー管理システムが施設内の照明の明るさや温度、湿度を自動的に調整することで、空調や照明機器などの効率的な運転を実現。光熱費の削減をはじめ、人手による照明、温度調整にかかる負担を抑制します。
このような企業の光熱水費等にかかわるコスト削減を支援するESCO(Energy Service Company)サービスのほか、LED照明制御システムや屋上太陽光パネル、自立電源など、多彩なEHMソリューションを用意。コンサルティングから導入、運用まで、エネルギー利用の効率化をトータルで支援します。

②HHM(ヒューマンヘルスモニタリング)事業

医療機関や介護施設向けに、IoTとLoRa private通信技術を活用した「非接触のバイタルチェックシステム」および、AIを実装した「異常認知監視カメラ」を組み合わせたHHM(ヒューマンヘルスモニタリング)ソリューションを展開しています。
非接触バイタルチェックシステムは、施設内やベッドに設置されたセンサーにより、人間の脈や体の動き、呼吸などの周波数を独自の信号処理を用いて検出することで、さまざまなバイタル情報を身体的な負担を負うことなく計測可能とするものです。収集された呼吸、脈拍、さらには人の位置情報といったデータはLoRa Privateを通じてゲートウェイに集約され、バックエンドのシステムに送信。何か異常が発見されれば、管理者にアラートを通知させることが可能です。このシステムを介護施設に導入すれば、職員が深夜に見回りなどを行わずとも、入居者1人1人の様子を常時確認するとともに、何か異変が起きても迅速な対応が行えるようになります。
さらに、AIを実装したコグニティブカメラにより、24時間365日の異常事態の監視も可能となります。コグニティブカメラに実装されたAIが非日常的なイベントを検知すると、その状況を撮影し、その画像をLoRa Privateによる無線ネットワークを経由してゲートウェイに送信。瞬時に画像を管理者やクラウドに転送することで、異常事態に対して、いち早い対処が行えるようになります。また、セキュリティについても特許出願中の暗号化技術「TLS plus」を実装。画像データのやり取りに際しても、高度圧縮技術「MX Codec」の採用により、データ転送に関する負荷とコストを削減します。

③SHM(構造物ヘルスモニタリング)事業

人々の社会生活を支える、道路、橋、鉄道、電気、ガス、上下水道、学校、病院といったさまざまな社会インフラ。しかし、それらの構造物は、日々、老朽化が進行しています。特に日本の社会インフラは、そのほとんどが高度経済成長期の1960年代に集中的に建造されたものであり、耐用年数とされる50年を超えていることから、老朽化に伴う事故の発生が危惧されています。
そうした社会的課題を解決するため、従来の構造物センサーと比較して20分の1程度のコストで導入可能な、低価格な3軸MEMS加速度センサーとLoRa private通信技術を活用したSHM(構造物ヘルスモニタリング)ソリューションを展開しています。3軸MEMS加速度センサーは、建物固有の振動を測定するとともに、その振動数の変化を基に構造物内部のゆがみや劣化を高精度・低コストで検知するものです。既存のセンサーと比較して非常に安価であることから大規模な導入が可能であり、センサーを“点”ではなく“面”で展開することにより、24時間365日、構造物の常態をリアルタイムでモニタリングすることができるようになります。これにより、いち早く事故が発生する前に対処が可能な、プロアクティブなSHMシステムの構築を支援します。

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