MTES、温度差発電技術の米国マトリックス社と業務提携
IoT機器の無電源化実現に向けて4月から実証実験
〜IoT機器設置場所の自由度向上で市場拡大を目指す〜

MTES株式会社(所在地:東京都中央区、代表者:代表取締役社長 原田 隆朗、以下MTES)は、米国Matrix Industries (所在地:米国カルフォルニア、代表者:Akram Boukai 以下、マトリックス社)と2018年1月12日に業務提携しました。MTESが開発するIoT (モノのインターネット)機器に対して、マトリックス社が開発した温度差発電技術を活用する方向で同年4月から実証実験を開始します。

■MTESのIoT技術と電力供給の課題

MTESは、無線通信方式のLoRaを活用したIoT機器の開発を進めており、独自のセキュリティーや接続堅牢性に関する技術を開発してきました。これらの技術を活用して、これまでに高齢者介護施設の見守りシステムや商業施設のエネルギーマネジメントシステムを納入した実績を持っています。無線を活用することで、IoT機器に接続する通信ケーブルは不要になったものの、屋外だけでなく屋内であっても電源を確保することが難しい場所へのIoT機器の設置では、電力の供給が課題となっており電池に頼らざるを得ない状況です。

 

■マトリックス社の温度差発電技術とは

マトリックス社は、温度差を活用して電力を発電する独自の技術を有しています。例えば、室内と室外や体温と外気温の温度差などを利用して発電する技術です。すでに、自社製品として腕時計「PowerWatch」を発売しており、時計の駆動に必要な電力と活動量計を駆動させる電力を体温と外気温の温度差で発電させています。

 

■業務提携による実証実験と今後の可能性

今回の業務提携では、まず実証実験に取り組みます。具体的には空調設備の排出口周辺などの温度差を活用して発電させることでIoT機器を稼働、または充電池へ充電させます。

両社は、今後実証実験を重ねて、電源がない場所や電池の交換が難しい場所へのIoT機器の設置の可能性を広げ、日本に限らず世界を見据えて2020年までには温度差発電IoTデバイスの実用化を目指します。

*LoRa

LoRaは、極力消費電力を抑えて遠距離通信を実現する通信規格「LPWA(Low Power Wide Area)」の一種で、920MHz帯を利用した規格。

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