MTES、IoTとLoRa技術による「高齢者見守りシステム」を開発
「非接触バイタルチェック」や「異常認知監視カメラ」機能を搭載
〜レオパレス21の介護施設で実証実験を開始〜

MTES株式会社(所在地:東京都中央区、代表者:代表取締役 原田 隆朗、以下MTES)は、「非接触バイタルチェック」や「異常認知監視カメラ」機能を備えたIoT(モノのインターネット)とLoRa※1技術による「高齢者見守りシステム」(以下、本システム)を開発したことを本日発表します。まずは、株式会社レオパレス21(本社:東京都中野区、代表取締役社長:深山 英世、以下レオパレス21)が運営する介護施設「あずみ苑グランデ草加(埼玉県草加市)」において2017年9月25日から実証実験を開始しました。

※1、LoRaとは小電力で広い範囲をカバーするLPWA通信規格の一種で、920MHz帯を利用した規格

■利用者の身体的負担なしで計測が可能、職員の労働負荷も低減

これまで、介護施設の利用者の見守りは、利用者に対するサービス向上を優先することで、職員の労働負荷や経費の負担が増大するという、喫緊の課題がありました。

MTESは、IoTとLoRa技術による「非接触のバイタルチェックシステム」および「異常認知監視カメラ」などを開発して、今回の実証実験に活用します。非接触バイタルチェックデバイスにより、脈、体の動き、呼吸などを施設利用者の身体的負担なしで計測が可能になります。データはLoRa技術によりリアルタイムで計測され、職員の労働負荷低減につながります。

■本システムの概要

  1. ベッドへの非接触バイタルチェックデバイス設置による24時間監視
  2. 異常認知時のみに撮影する監視カメラの稼働
  3. ドア、窓へのセンサー設置による入退室の24時間監視
  4. 上記、異常時に通報するナースコールとの連携
  5. 本システムのセキュリティー性能と各システムの接続確実性

 

■独自技術について

・セキュリティー※3の技術

本システムは、金融機関でも利用されている暗号化プロトコル(TLS※2)でハイブリッドゲートウェイとクラウドサーバー間をつないでいます。併せて、独自開発したプロトコル(MSecおよびTLS)でハイブリッドゲートウェイとセンサーノード間をLoRaでつなぐことで、盤石なIoTセキュリティーシステムを構築しています。このTLSとMSecを用いたTLS plusによりクラウドサーバー、ハイブリッドゲートウェイ、センサーノードの全てに対して安全・安心なセキュリティーシステムを実現しました。

※2、Transport Layer Securityの略語。
※3、本システムのセキュリティーについては特許出願中です。(特願2017-182046号)
発明の名称:暗号化通信システム
・暗号化・メッセージ認証(メッセージの不正な変更の検出)・送信元確認(送信元の成りすましの検知)

・接続堅牢性の技術

本システムの通信は、ホッピング技術を搭載していることで、通常つながっているハイブリットゲートウェイが通信不能な状態となっても、自動的に通信可能なハイブリッドゲートを検知し、画像やデータをホップさせることで堅牢な接続性を確保できます。

MTESは、今回の実証実験をかわきりにレオパレス21との関係を強化して、同社が展開している介護施設や訪問介護先、57 万戸におよぶ賃貸住宅での活用についてシステム開発を推進していきます。