「楽しい仕事」を。企業と働く人たち、そしてつなぐ私たちも。
ニュースレター『FUNtoFUN通信』第12号を12月1日発行

新卒・外国人の採用インフラを共有化。
都市型スーパーマーケットなどの店舗責任者候補として、年間100人を新卒で正社員採用。

当社は、一般に知られる機会が少ない業界・業種の現場で働く人たちの生の声や働き方を、定期的に紹介するニュースレターを発行しています。
今回は、株式会社平山ホールディングス(以下、平山HD)代表取締役社長の平山善一氏にインタビューしました。同社は2018年7月2日に当社の全株式を取得し、当社の親会社になりました。平山HDはジャスダックに上場しています。当社同様、事業内容は人材派遣や請負でありながら、「製造業」の分類で上場しています。なぜなのか。平山グループのコア・コンピタンス(競争力の源泉)を知ることでその理由が明らかになります。当社との今後の事業展開、当社に期待することなども聞きました。

「ものづくりの工程全てを、派遣・請負によって支援。現場コンサルタントとの連携により、お客さまの現場改善と生産性向上を図る」(平山)

株式会社平山ホールディングスとは

  • 社名:株式会社平山ホールディングス
  • 上場証券取引所:東京証券取引所(JASDAQ市場) 証券コード7781
  • 事業内容:グループ会社の経営管理など
  • 創業:1955年12月
  • 設立:1967年5月
  • 資本金:4億3,300万円
  • グループ売上高:135億円(平成30年6月期)
  • グループ期末人員数:6,136名(平成30年6月期)
    (限定正社員及び契約社員を加えた総数/海外含む)
  • 代表者:代表取締役社長 平山善一
  • 本社所在地:〒108-0075 東京都港区港南一丁目 8番40号 A-PLACE品川6階

 

Q:平山グループはどのような価値を提供しているのか? コア・コンピタンスは何か?

平山社長(以下、平山):平山グループは「インソーシング・派遣事業」と「技術者派遣・受託開発事業」を主たる事業としています。ものづくりの工程全てを、派遣・請負によって支援しています。独自性として、製造請負においては、現場コンサルタントとの連携により、お客さまの現場改善と生産性向上を図るサービスを提供しています。分かりやすく言いますと、「人を減らして儲ける」というモデルです。他社にはない、独特な請負モデルです。

どのようなメカニズムなのか、説明します。まず派遣で入ります。段階的に人数を増やし、お客さまの作業やノウハウを吸収して請負化に転換します。同時に当社のコンサルタントが現場に入り、お客さまの設備と敷地の中で現場を診断し、業務改善を提案します。お客さまの工場構内で請負を行うので、(アウトソーシングではなく)「インソーシング」と名付けています。当初の生産人数よりも人を減らす、あるいは同じ人数で生産量を上げることで利益を上げていきます。生産性と品質を向上させるのです。人を減らし、品質を向上できるノウハウを有したコンサルタントを擁している。これが平山グループ全体の強みです。もう一つの特徴は、海外についても同じサービスが提供できるということです。

コンサルティング業務では人の動きを変えたり、ラインを変更したりすることによって生産性を上げてきました。今、その製造業の生産現場で使われているシステムを利用した新たな取り組みを始めています。今までは私どもがデータを分析し、改善することによってお客さまのシステムの生産性を上げ、効果を生み出していました。当社のFIS(エフアイエス)事業部は案件ごとにシステムを開発します。お客さまの工場にシステムそのものを提供するのです。そこで把握・見える化した全てのデータを分析し、業務を改善するという段階に移行しつつあります。

これにより当社が何を目指しているのか。それはものづくり全体を支援できる会社です。ものづくり、製造現場を支援する業態は四つあります。SIer(エスアイアー/システムインテグレーションを行う事業者)、コンサルティング会社、請負事業者、派遣事業者の四つです。SIerは、お客さまの要望によりシステムを構築し提供して終わり。コンサルティング会社は、コンサルティングを提案して終わり。請負事業者は、お客さまに委託された物を作って終わり。派遣事業者は、指示命令に従い働いて終わり。それぞれの事業をバラバラに行っている会社は世の中に多数存在しています。ただし、それぞれが単独で行っているために実際の効果を保証したり、検証したりするすべがありません。

当社はこの四つの事業を組み合わせています。ですから、それぞれが補完し合いながら、求めるゴール、効果を達成することができます。実行部隊を擁したコンサルティング会社、システムを擁したコンサルティング会社です。このような複合系の会社となることを今、まさに目指しています。